沖縄やんばる、世界遺産登録目指し国立公園化へ
環境省は27日、沖縄県の沖縄本島北部のやんばる地域に新しい国立公園「やんばる国立公園(仮称)」を作る方針を決めた。
やんばるを含む「奄美・琉球」地域の世界自然遺産の登録
に向け、開発や農林業を制限する国立公園化への地元同意が進んだ。今後、環境保全と地域振興の両立に向けた取り組みを加速する。意見募集を経て今年6月に
も正式決定する予定で、指定されれば、国内33番目の国立公園となる。
やんばるは「山原」と書き、「山々が連なり森の広がる地域」を
意味する。国内最大級の亜熱帯照葉樹林が広がり、世界にここにしかいない固有の生き物の宝庫だ。1981年に新種登録された飛べない鳥「ヤンバルクイナ」
や、キツツキの仲間「ノグチゲラ」は、最も絶滅の危険度の高い「絶滅危惧1A類」に指定されている。
0 件のコメント:
コメントを投稿